フィリピンは労働者が強い
日本ではブラック企業という言葉があったり、有給休暇消化率が50%台の会社があるといったニュースを見ることがありますが、フィリピンの人と話をすると、有給休暇をフル消化しない理由を聞かれたり、驚かれる事があります。
権利意識という点では、未だに少なからぬ日本人が有給休暇のフル消化を躊躇しているのは、外国の人からしたら、極めて不思議な事なのでしょう。
パワハラや脅迫的な言動への認識や罰則についても、日本はよほど遅れていると感じます。
フィリピンでは、労働者が労働省に駆け込んだら、かなり労働省側に有利な判断がくだされる事が多いです。
とりわけ、社長や役員が日本人などの外国人がフィリピン人社員への暴言を行った場合、かなりの確率で外国人社長が負け、罰則を受けることになります。
このあたり中国人社長の多くは、労務管理はフィリピン人にまかせて、トラブルに関わらないようにしている事が多いと聞きます。
日本流がフィリピンでも通用する、と甘く見ているか、フィリピン人を見下す態度の日本人経営者を見ることがありますが、往々にしてトラブルに見舞われているものです。
フィリピンとフィリピン人を見下すのは絶対にいけません。