フィリピン不動産投資家を救済するブログ

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中華系ファンドに物件売却します、という意味不明な説明する業者

HINDHIです。

最近、複数の物件オーナーさんから相談や報告を受けたのが、某日本人業者から、

 

香港系ファンドに物件売却します

 

セブで中華系バイヤー対象の買い付けツアーを行なうから、そこで売却できます

 

という説明を受けたのですが、何でファンドに売却する必要があるのですかねえ?

意味不明なんですが、、、

 

といった報告でした。

 

例えば、セブの8ニュータウンであれば、確かに、かつては賃貸も付かず、このままではゴーストタウンになってしまうのでは?といった雰囲気はありましたから、その状況下でファンドにバルクセール、というやり方はあったかもしれません。

 

でも、最近は中国人の流入やローカルフィリピン人の入居もあり、もう、ゴーストはないでしょう。

 

それなのに、なんで、個別売却でなく、ファンドなのか?

 

基本的な不動産というか経済の常識を持ち合わせている物件オーナーなら、誰でも同じように考えるのではないでしょうか?

 

にも拘らず、なぜ、某日本人業者はこんな説明をするのか?

 

私なりに考えてみたのですが、考えられるのは以下のあたりでしょう。

 

1)オレは中華系、香港人とコネクションがあって凄いんだぜ! というのを自慢したい

 まあ、まともな物件オーナーは、そう思うどころか、逆でしょうが 笑

 

2)個別売却では売れないのを、オレの力で中華系に売却している、と自慢したい

 現在では、個別売却で十分に売れる状況になっています。

 それなのに、売り手から見たらブラックボックスになるファンドに売る必要など、全くありませんから、これも意味不明。

 

3)ファンドというブラックボックスを悪用して、売却代金の返金を遅らせたい

 悪徳業者だったら、これは考えると思います。

 ファンドの名義変更手続だの、適当な理由を持ち出して、売り手に対する返金を遅らせれば、その間の資金繰りになる、という考えです。

 

4)そもそも、感覚がズレている

 まともな物件オーナーで、ファンドに売ります、と言われて魅力に感じる人はいないでしょう。むしろ逆で、この業者、怪しい、と感じています。

 これが判らないで、嬉々として、オレは中華系と親しいぜ〜、みたいに説明している日本人業者は、非常に残念、と言えるでしょう。

 

私個人の考えですが、売買でも賃貸でも、透明性のあるものが好きです。

ですから、売却だったらファンドとか良く判らないものにせずに、単純売却、賃貸もサブリースのようなブラックボックスがあるものではなく通常賃貸が好みです。

 

いずれにしても、意味不明な説明をする業者とは距離を置いた方が賢明でしょうね。