管理費を詐取する日本人悪徳業者
何でも適当、ルーズなフィリピンではありますが、一方で日本よりもきっちりしているのが、領収書や受領書などの紙があらゆる所で用いられることだと感じます。
日本でしたら、何かモノを渡すのに、ただ置いて来るだけ、というのが今でもあるかと思いますが、フィリピンでは、かならず受領証にサインを求められます。
こうしないと、意図的か否かには関わらず、ものが無くなりまくるのでしょう、、、フィリピンでは。
でも、その分、もらった、もらわない、といったやり取りもなく、記憶は無くなっていても受領証見れば、受け取ったかどうか判るのですから、自分自身は良い仕組みと思っています。
それで本題ですが、悪徳日本人業者は、日本人オーナーの多くが性善説でエビデンス、証拠を求めない事を利用して、詐欺的行為を行っているのです。
例えば、コンドミニアムの管理費を代行して支払しました、といって物件オーナーに請求をするのですが、そこに、コンドミニアム管理組合発行の請求書も領収書も添付してきません。フィリピンの商慣習では全くあり得ないことで、これをやったら、顧客側から強硬なクレームか、そもそも支払わないでしょうね。だって、支払の証拠、根拠がないのですから。
証拠見せないで良いから、ごまかしも自由自在、ということで、本来は例えば2019年1月以降の管理費が未納なのに、嘘をついて2018年9月から未納ですから、と説明をして、9月から12月までの4ヶ月分の金額も合わせて請求し、懐に入れているのです。
このような行為を行っても何の罪の意識もない日本人悪徳業者は、今でも存在しています。このような輩は、日本ではこのような詐欺的ビジネスは通用しない事が判っているから、フィリピンに進出している訳です。
個人的には、こういった悪徳日本人業者の行為がフィリピンのイメージを悪くさせていると感じています。滅ぼさなければいけない対象と思っています。