フィリピン起業で失敗する典型的パターン

Hindhiです。

自分自身、フィリピンに駐在してみて痛感したのは、フィリピン起業で失敗する日本人にはとある共通点がある、ということです。

英語、タガログ語（かヴィサヤ語）が殆どできなくて、代わりに、通訳兼、何でも屋のナンバー２のフィリピン人と一緒に行動している

事です。

だいたい、日本で生活していた経験があるフィリピン人と一緒にいるパターンが多いです。

言葉が通じないから、現地でのコミュニケーションの殆どをそのフィリピン人に依存します。依存しているとラクですから、いつまで経っても言葉は覚えません。せいぜい、日常会話レベルでビジネス会話は無理です。

こうやっているうちに、ナンバー２のフィリピン人が考えることは殆ど決まっていて、

この日本人は、私が嘘をついても何もチェックしないで言いなりだ

と思うようになり、次第に、通訳も嘘を言い並べるようになります。

こうして、次第に、得をするのはフィリピン人通訳とその周りの仲間達、という流れが出来てきます。

もう自分自身、このような光景を嫌と言う程見てきました。

ですから、英語も出来なくて現地の人と直接コミュニケーション出来ないなら、フィリピンで起業など考えないのが賢明です

といつも言っています。

自分の知り合いでも、フィリピンには住まずに、勿論、会社も作らず、日本から出張ベースで日本人投資家のサポートをしている方はいます。

こういう方は、現地にちゃんとしたスタッフを置いていて、フィリピンの会社の事には口を挟まないようにしています。これが賢明なんだと思いますね。

少し見方を変えてみると良いのですが、ではなぜ、英語も出来ない日本人がフィリピンで起業を考えるのか？

それは、

騙し易い日本人をターゲットにして商売をして、かつ、日本人が法的行動をするにも大変なフィリピンという安全圏に居られる

からなのです。

英語なんて出来なくても、悪徳日本人業者には関係ないのです。