安く買い叩ける素地があるフィリピン不動産のあるルール
hindhiです。
前回の記事でお伝えした安く買い叩く手口ですが、これを可能とするフィリピン不動産ならではのルール、決まりがあります。
インハウスローン、というものです。
日本で不動産のローンといったら、銀行ローンが圧倒的にメジャーですが、フィリピンでも銀行ローンは勿論ありますが、一方で殆ど無審査で借りられるのが、デベロッパー自体のローン、つまり、インハウスローン、という訳です。
悪徳日本人業者は、もっぱら、インハウスローン支払中の物件オーナーに狙いを定めます。
なぜなら、インハウスローン中の物件を、名義書換え(アサインメント、といいます)することが認められているので、物件オーナーに10万円とか20万円だけ支払って権利を得たら、あとは引き続き、毎月のローンを引き継いで3万ペソとか5万ペソ程度(1ペソ2円ちょっとです。2019年4月時点)の支払を続けて行けば良いからです。
つまりは、仮に名変時点の元のオーナーの支払総額が1千万円としても、それを10万円で買い叩き、残金300万円のローンを毎月、数万円づつの支払をしていけば良いわけです。
手元資金が殆どなくても、アサインメントにより、自分のものに出来るわけです。
悪徳日本人業者は、とある方法で日本人オーナーのリスト入手し、それを元にデベロッパーにコンタクトして、支払遅延やバウンスの情報を手に入れます。
バウンスしていたら、その日本人オーナーに連絡をして、貴方の物件はもうすぐ没収になりますよ、と告げるのですが、殆どの日本人はびっくりして慌てふためく、、、
慌てて冷静な判断できなくなったところに付け込むのが悪徳業者なのです。