インハウスローンは地獄の入り口?
HINDHIです。
フィリピン不動産を購入する際、現金一括で支払える人以外は融資を引くことになるのですが、フィリピン国内の融資の場合、銀行融資とあともうひとつの手段はデベロッパーのインハウスローンというものになります。
インハウスローン、その名の通り、自社ローンというもので、日本では馴染みないものですが、銀行融資と異なり、審査らしきものはなく、申請書を出せば殆ど実行されるので、利用している人はかなり多いです。
ですが、、、
とにかく融資金利が高いことには注意が必要です。
最低でも9%くらい(ヴィザ有りの場合)で、無ければ12%から会社によっては16%とかそれ以上となります。
フィリピンの銀行金利が6%程度なのを考えると、実に高利です。
プレビルドを販売したい日系業者は、
”フィリピンは経済発展していますから、それ位の金利は問題無いです”
といったセールストークをしていましたが、実際、10%以上の金利で借りていたら、融資比率にもよりますが、基本的に、賃貸に回しても、とてもプラスのキャッシュフローは得られないでしょう。
それどころか、インハウスローンの毎月の支払がキツくなり、最終的には物件を手放さざるを得なくなった人を沢山見てきました。
投資した本人は自分の物件になった、と思っているのですが、実際は権利証も出ません(ローンを完済するまでは)。結局は、デベロッパーの持ち物に金利払っている訳です。
さらに、購入当初に聞かされていた家賃水準とは遥かにかけ離れた実際の家賃収入や、内装代の支出などがオーナーに襲いかかり、苦しむことになるのです。