サブリースは暫く厳しい 特にエアビー
HINDHIです。
もう、連日コロナしかない状態ですが、ここ数年のスパンでみたら、最大のマイナス状況である事は間違いないでしょう。
マニラがあるルソン島は全域に外出禁止令、curfewが発令されていますから、医療や食料品など以外のビジネス全般が停止していますし、昼間は外出できるセブでも、実質的には似たような状態です。
旅行者が利用するエアビー向けの部屋は、受け入れ拒否を始めたコンドミニアムもありますし、そもそも、飛行機が殆どないので、需要もないでしょう。
このような最悪の環境の中、比較的影響が小さいのは、1年以上の長期、一般賃貸であり、最悪なのは、エアビーやホテル運用です。
実際に、とある管理会社は、ホテル運用のサブリースの一時停止を発表しました。
意味するところは、宿泊収入が皆無な状態で、コンドミニアム組合に払う管理費修繕積立金の支払いも厳しい、という事なのでしょう。
以前は、宿泊収入から、リネン代や人件費を引いて、さらに管理費修繕積立金を支払ってもサブリースのオーナーには収益分配出来ていたのが、今となっては、預かっていても損だから、返します、となった訳です。
一般賃貸と比べて、手数料率が高いサブリースには、その分、高い収益が期待されるのですが、テナントがついていた時には、一般賃貸より高い手数料を取られて、テナントがなくなったら、一般賃貸と同様に、空室時の管理費修繕積立金を負担させられる、という、リスクリターンの非対称性が生まれてしまっています。
個人的には、コロナウイルスの影響次第では、資金繰りがショートする管理会社が出てくる可能性は考慮しておくべきだと思っています。