フィリピン経済回復の重要なポイント
HINDHIです。
マニラに続き、セブも封鎖延長となりましたので、まだしばらくは何も動きませんが、必ずいずれは封鎖解除となり、経済活動は再開しますから、少し先の事も予想したいと思います。
コロナ騒動前まで、多くの日本人投資家が保有している、マニラやセブの物件の稼働率に多大な寄与をしていたのは、中国人労働者、オンラインカジノ従業員でした。
ですから、マニラでもセブでも、街には中国語の看板が目立ち、店内で中国人客がスパスパ、タバコを吸う光景が見られたものです。
これが、今は、一気に減少しています。
オンラインカジノも休業対象となっており、中国からの流入もない状況です。
このままフィリピン経済が終わってしまうのでは?と不安になる人がいますが、仕方ないと思います。
一方、先日の新聞によりますと、大統領がPOGO、オンラインカジノの営業強化を認める法案の可決を議会に要請、との報道がありました。
政府の資金が必要、と発言しています。
香港やシンガポールのような強い金融や国際物流産業がなく、タイのような製造業も未発達なフィリピンでは、乱暴に言えば出稼ぎOFWからの送金、有り金は全て使うフィリピン国民の消費、あとは観光など外国人に期待するしかないのが、特に短期での実情でしょう。
中国共産党政府は、かねてから、フィリピンのオンラインカジノを疎ましく思っていますが、したたかなドゥテルテ大統領がどのように捌いていくか、が当面の鍵になるかと思います。
これは単なる想像ですが、仮に中国から、資金支援するからオンラインカジノ閉鎖、というオファーを受けたら呑む可能性は十分にあるでしょうし、それを材料に不動産業界と交渉する事もあり得るかと思います。