タレント使って海外不動産売ろうとするテレビ番組?
先日たまたまテレビを点けていたら(正直なところ、最近のテレビ番組はあまりの低レベル、ネタの貧弱さに見ないことが多いのですが、、、)、某タレント(セレブ生活?と有能な事業家ぶりをウリ?にしているタレントですが、本業はイマイチ良く判らない人)が東南アジア某国に移住して、そこでバリバリ、有能なビジネスパーソンとして活動している、といった切り口の番組が流されていました。
見ているうちに感じたのが、
これ、海外不動産、コンドミニアム売りたい業者の宣伝じゃないか?
ということです。
「世界の富裕層向けの物件を日本人に紹介」
「東京では5億円するコンドミニアムがたった1億円程度で買うことができる」
といったトークに、定番の ”ひな壇芸人”が、「えー、すごーい」といった反応をしていました。
まあ、富裕層向けの物件が地上波テレビに出て来ることなんてないのですがね笑
(あり得るとすれば、”もう売約済みで、今から買うことは出来ません”というのであれば、まだ理解できますね)
私自身、6、7年前にタイ、マレーシア、フィリピンのコンドミニアムを次々に購入した時を思い出したのですが、この時は、ネット上の、”セレブ投資家”のトークに釣られて購入してしまったのですが、今や、ネットの記事を見て海外不動産投資をする人は極めて少数でしょう。言い方悪いですが、情弱さん、ということになります。
それで、海外不動産を売りたい業者が媒体をテレビに変えたのではないかなあ、と勘ぐっています。
でも、見せ方が、愚劣ですね。
”東京で5億円するコンドミニアムがたった1億円ちょっとで買える”って、言い方悪いですが、今の地上波テレビを見ている人の”思考力”では、
”じゃあ、その物件買えば、4億円儲かるってことか!”
位のものだからです。
シンガポールや香港は別として、東京と発展途上国では地価がまるで違います。
ですから、物件価格が異なるのは当たり前なのですが、上記の表現は、公共の電波を使った番組としては如何なものなのか?と疑問に感じてしまいますね。
海外投資の分野は金融、事業投資と不動産投資に分かれますが、金融、事業投資は金融庁の認可が必要となるものの不動産は殆ど何の規制も無しで、業者のやりたい放題になっています。
テレビ通販で健康食品買って後悔する程度なら、まだ笑えますが、マンション買った後で、”こんなはずではなかった”といった人が出なければいいのですが、、、